スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

岡田利規さんのWSに参加して

前回のヒビノケイコWSは
小林へろさんにお願いして、
僕は
新潟市で開催された
チェルフィッチュ主宰、岡田利規さんのWSに参加してきましたー

平成25年
7月22日(月)19:00-21:30
7月23日(火)19:00-21:30
新潟市音楽文化会館練習室2にて、


その模様をさっそく、
書き連ねていきますねー、


 「自分の思い入れのある家を説明してください」

各々が「イメージ」を頭に強く思い描き、キープ。

そのままひとりが
円状になった他の参加者を観客に見立てて
「実家」「現在住んでいるアパート」「新居」等を
説明し始めます。

 説明の際に、無意識に身振り手振りが出ます。
それを岡田さんは
「イメージがはみ出して、こぼれ落ちてくるように見える」
と表現していました。

「イメージ」という言葉を岡田さんが慎重に使っているのがわかりました。
誤解の多い言葉なんだろうなぁ、
そして俺ももしかしたら誤解してるかもしれん、
そう思いながらも、出来るだけシンプルに、言われたことをやってみました。

一巡しながら、
ひとりひとりに語りかける岡田さんの「面白いですよねぇ」
と、そう思う理由を聞くにつれて、
岡田さんが思う演劇の面白さがいつの間にか頭に入ってくるような感じ。

その中で、時折岡田さんが気がついた、「面白さの核心」を教えてくれました。

翌日は、イメージの入れ替え。
他の参加者の家を「教えて」もらってじぶんの「イメージ」にして説明する
というもの。

この二種類の仕方の中で岡田さんが面白いと感じる
イメージ・行動・言葉の関係性の説明を受けながら、またやってみる、という繰り返し。

ではでは、岡田さんがどんなことを面白がっていたのか?

まず、岡田さんが話してくれた衝撃的な発見から、

コトバより、カラダが先に動く。。。ということ。

頭にいわゆる「イメージ」を持って、それを表に発しようとした時に、
不自然でないのは身振り手振りが言葉よりも先に発露する。
。。。というのが、岡田利規さんの発見の一つ。
(2004年には気が付いていたということ!)
演技を見直す上で、これは大きな指標。

例えば、「玄関にある鏡」を「イメージ」して
「玄関にこのくらい の鏡がありまして」という時に、
身振り手振りの方が先に現れて、
その瞬間「後」に「カガミ」という言葉が発声される。
という感じ。
これが逆だと、「イメー ジ」よりも先に
「言葉」が頭に広がってるという、薄~い状態。ということ。

いわゆる「イメージ」はなるべく詳細な方が良くて、
色・匂・手触・の様な五感を駆使して浮かぶものであった方が、
発露される表現は「面白くなる」ということ。
当たり前のことだけれど、なるほどなぁと再確認。

岡田さんは、「当たり前のことなんですけど、面白いことですよね」と
俺たちを見渡す。
うんうん。とても面白いです。

「イメージ」が先行していて、言葉と動きには実は
「第三者的に観 て当然」というようなリンクの仕方はしていない。
「左」と言いながら、膝を掻くこともあるし、
あるいは脳の錯誤で右を指さすこともある。
人はこの場合手振 りを信じるように出来ている。
それは直感的ともいえる受け手側の脳のシステム。


さて、ここまでは、「当然」ですよー。
じゃあ演じるってなんでしょう?どうしたら「面白く」居れるのでしょう?

身振り・手振りは無意識に発露される「癖」の様なもの。
次の段階 ではこの癖=ファーストチョイスの動きではなくて、
それを選んでみない(セカンドチョイスを選ぶ)という動きをしてみる。
ここが肝なのだけれど、
セカンド チョイスは、選んだり選ばなかったりという意識が必ず働く。つまり、


つまりつまり???

つまり、「無意識」はコントロールできるのか?という問いに対し て、
岡田さんははっきりとNOと言っているようでした。

出来なくても、
けれど、コントロールしようとする意識自体は自由です。
と言った方が正確かな?

「面白く居る」為には意識が必要。ということ。
この言葉は俺にはとてもしっくり。

帰り道岡田さんと、少しだけ話したのだけれど、
ファーストチョイスは面白いけれど、そのままでは、すぐに飽きるし、
表現の幅の限界がすぐに見えてきてしまう。
だか ら、意識的にセカンドチョイスしなければ演劇はつまらなくなる。

「作ったものが長く面白くいられる」

と、解釈したのですが、これも当然ですよね。

ではどうしたら?
では、どうしたら、意識的に、かつ、出鱈目ではない「面白い動き」が出来るようになるのか?

さっさと結論言います。
「長い時間を掛けて見つけていく」とか
「長い期間を経て閃きを探す」と言った
地味な作業を繰り返すしかない。
そこに「秘密」なんてものはなくて、
 ただただ、
  ただただ、
   ただただ、
「これって面白いかも?」と言った直観を感じるものに引き寄せられて、
こだわってみると言った作業が「面白い」表現に繋がっていく。。。
可能性があるということ。

舞台人のシゴトって、そう言った地味な作業の中に
きらめきと閃きを見つけることなんだな。。。えーと、間違ってませんよね?w

岡田さんいわく、劇団の初期段階では
「多分、僕の考えでは、こんな風な表現が出来るはず!と言った、確信ではない予感のようなものがあって、それがうまく体現化されるまでには、ものすごく時間がかかるんです。 非日常である舞台上で<日常的に振る舞う>というのは矛盾してい るので、考えない方がいいですよ。その先に待っているのは袋小路ですから。表現は、意識的でもっともっと自由であっていいんです」
と仰っていた。
「結局、当たり前のことなんですけどねw」と岡田さんは笑うのだけれど、
自分が見つけた核心を素直に言ってくれるその真摯さに頭が下がりました。

演じるんだから不自然で当たり前なんだよー。
けれど不自然さが演 者と観客の間でリアリティを持つっていうのが演劇。
不自然さは「嘘」や「出鱈目」という意味ではなくて
真摯さと訓練によって発露される、意識的なものであ る、
という僕なりのささやかな持論と根底で繋がっているような気がして嬉しくもありました。

あ。

僕なりというよりも、
演劇に携わってる人ならば、みんな直感的に
そう信じているのだと思う。

それにしても、今回のWSの「面白さ」に対するアプローチは、
丁寧で知的で刺激的で微笑みに満ちていた!
キラキラとした 創作・探求の現場に参加できて、とても嬉しかったですよーだ♪

劇団に持ち帰ることもできる、鮮やかな記憶と体験をありがとうございました。
スポンサーサイト

公演中にヒビノケイコ

僕は新潟市を活動拠点とした「劇団ハンニャ-ズ」の主宰でもあるのですが、
現在「ウルトラリップスⅡ」という作品を上演中です。

昨晩も公演が終わって
ヒビノケイコWSに駆けつけました。

カラダはくたくたですが、
昨晩は志田気実希トレーナーによるカラダのメンテナンス時間。

集まってくれた参加者の方々が
真剣に自分のカラダと向き合う時間。
そして「演技ってなんだろ?」について
お互いに模索しながら
コツコツと地味に地味に
己の本質に近づいていこうとする時間でした。

劇団員のいない
稽古場は久しぶりでしたが、
透明な空間で、たわいもない話をしたり、
プロとアマの垣根を越えながら話す演劇の話題は
非常に現実的かつ、ロマンチックでした。

 公演の最中なのですが、
現在、僕は役者次の二つの基礎的な要望をしています。

 基礎中の基礎です。

①癖としてカラダの軸をぶらさないこと
②舞台の力点が何処にあるのかを瞬間的に、把握すること


②に関しては「このシーンはお客様が私に注目している」という意識を
持つこと、と言い換えることが出来るかもしれません。
そこさえ、感じとって、受け止めることが出来れば、
もっともっと、お客様と呼吸を合わせることが出来ると思うのです。

来週もヒビノケイコWSは地道に続いていきます。
俳優のシゴトってなんだろう?
どうしたらもっと気持ちよくなれるんだろう?
そんな疑問を一緒に解決していきませんか?
皆様のご参加を、心よりお待ちしています。






















来週2013年7月8日(月)はお休みです

ヒビノケイコWS
第二シーズン。

来週2013年7月8日(月)はお休みです

以降は
7月15日(月)20:30-志田実希トレーナー
7月22日(月)20:30-小林へろトレーナー
7月29日(月)20:30-志田実希トレーナー

によるWSになります。

「見学したい」
興味があるから一回だけ行ってみたい

と言う方は
¥500で、見学可能ですよー

俳優のシゴトを考える上で
とても有意義な時間です。
皆様のご参加をお待ちしています。

***

「俳優として獲得しておくべき基礎技術」
っていうのは、
沢山あり過ぎて、目がくらくらします。
ですが、
出来なかった、知らなかった技術のうち、
一個でも会得出来れば、
随分と舞台上で自由になれるはずです。
自由は楽しいです。
制約だらけの舞台。制約だらけの日常。

一個くらい、知らなかった技術を会得してみませんか?

大げさなWSではありませんが、
参加していると、
時に目が覚めるような感覚を覚えます。

それはとても、嬉しい体験です。








7・8・9月

7月1日(月)

ヒビノケイコWS
セカンドシーズン開始します♪

トレーニング後も、
演技についてお喋りしましょう!

個人的には
「考えながら、感じること」
に集約されるような気がします。

究極なので、
そこにたどり着こうとする方法はさまざま。
自分にあったトレーニング方法を一緒に見つけましょ!

ケイゾクWS_概要

内容:基礎演技術向上の為にトレーニングを継続実行しませんか?
トレーナー:中嶋かねまさ
期間:2013年10月8日~12月17日(週一回)
期日:毎週火曜日 20:30~22:30
参加者の都合に合わせて補習日を設けます。
対象:俳優をしている方、演じることに興味のある方 (演劇経験、年齢、不問)
会場:劇団ハンニャーズ稽古場(新潟市南区大別當949-1
参加料:2000円/月 一回のみ参加500円(2回目以降1000円)

申し込み:申し込みフォーム

カテゴリ
ケイゾク編_申し込みフォーム
応募ボタン
最新記事
山の手事情社 浦弘毅演劇WS
日時:平成25年
11月30日(土)13:00~18:00
12月01日(日)13:00~18:00
会 場:劇団ハンニャーズ稽古場(新潟市南区大別當949-1)
参加料:1,500円×2(1日のみの参加でもOKです)
定 員:先着20名様
対象:新潟県内で演劇活動を行っている方(動きやすい恰好でお越し下さい)
申し込み先:浦弘毅WS申し込みフォーム
WS詳細
第1回ヒビノケイコWSについて
2013年4月~9月までの半年間、中長期的なWSを行いました。トレーナーは小林へろさん・志田実希さん。詳細はコチラ
管理人

中嶋かねまさ

Author:中嶋かねまさ
シナモンニッキ
劇団ハンニャーズ主宰
新潟演劇感想「例の掲示板」運営部員

おススメWS書籍

発声と身体のレッスン 増補新版 ─ 魅力的な「こえ」と「からだ」を作るために

新品価格
¥1,890から
(2013/1/20 10:06時点)


演技と演出のレッスン ─ 魅力的な俳優になるために

新品価格
¥1,890から
(2013/1/20 10:08時点)


竹内レッスン―ライヴ・アット大阪

新品価格
¥2,730から
(2013/1/20 10:10時点)


「からだ」と「ことば」のレッスン (講談社現代新書)

新品価格
¥756から
(2013/1/20 10:11時点)


演技者へ!―人間‐想像‐表現

新品価格
¥2,100から
(2013/3/13 09:14時点)


鴻上尚史の「声」のレッスン ~魅力的な「こえ」の作り方~ [DVD]

新品価格
¥2,800から
(2013/1/20 10:16時点)

運営資金に補填
最新トラックバック
最新コメント
月別アーカイブ
RSSリンクの表示
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。